研究会について

とやまの木せいひん研究会

 緑なす森で囲われた私たちの祖先は森とともに生き、木と心を通じ、木にしかできない形、木にしかない美しさを見つけ、生活の中に木を生かしてきました。住まいや多くの建築物はもとより建具、彫り物、タンス、おけ、おわん、ゲタ、箸などの身のまわりの品々は、それらにこめられた先人の知恵と技術からつくられてきました。しかしながら、それらの多くの品物は過去のものとなり、木・つくり手・つかい手の関係も希薄なものとなりつつあります。

 このような状況を鑑み、富山県の木製品に関わる有志が集まり「とやまの木せいひん研究会」を設立しました。地域材の有効活用を図り、木製品の研究活動と普及活動を通じて、実用に資する製品を生み出すことにより、富山県の木製品に関わる産業の育成と、富山県民の生活文化向上に寄与することを目的としています。そのため、木に関わる多くの方々と密接な連携をとりあい活動をしています。

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研究会の目的

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地域材の有効活用および木製品の研究・調査
木製品の普及および啓発活動
②の実現のための展示会の開催
関係諸団体や賛同企業との連携・交流
前各号に揚げる活動のための情報発信活動
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普及啓発促進部会

つくり手と使い手が五感を通じてつながる場を創出します

展示委員会:展示会の開催(年1~2回)
広報委員会:HP・メディアを活用した情報発信活動

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第1回
とやまの木せいひん展示会
(2012年2月17日〜19日)
第2回
とやまの木せいひん展示会
(2013年2月14日〜16日)
木クルーズ
木せいひんの生まれるとき
(2012年10月13日〜21)

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富山県ものづくり総合見本市
ウッドリンク株式会社 秋の工場見学
とやまの木フェスティバル

質の向上部会

製品を売る力の向上と製品の質の向上のための講習会を開催します

マネジメント委員会(マーケティング、素材・製品流通、プロモーション)
プロダクト委員会(デザイン・技術の向上)

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■第1回質の向上部会講習会 木せいひん概論
平成24年9月29日(土) 13:30~16:30
場所:富山大学高岡キャンパスB1棟1階116号室
講師:丸谷芳正先生  富山大学芸術文化学部教授
<特製テキスト使用>
先人たちに学ぶ木製品-地域材の多様性と有効活用-
地域材を使用した木製品のマネジメント
地域材を使用した木製品のデザイン
■第2回質の向上部会講習会 木材乾燥入門
平成24年11月10日(土) 13:30~16:30
場所:富山大学高岡キャンパスB1棟1階116号室
講師:堀江 秀夫先生  富山大学芸術文化学部教授
<特製テキスト使用>
木材の乾燥時における特性(構成組織、変形、割れ)を手作りの模型を使用し、受講生に分かりやすく解説して頂きました。木に携わる方が多いですが、原理を分かっていなかったり、先輩にこう言われたから続けてきたことなど、様々な質問に答えていただきとても有意義な時間でした。

連携促進部会

素材生産、建築産業、行政・教育機関など木に関わる諸団体および異業種との連携を推進します
普及促進部会・質の向上部会と共同し連携促進事業を企画実行します

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近くの森林・製材所を訪ね、家づくり・ものづくり・地域の環境について考える
第11回 森林とのお見合い
開催日時:平成24年度9月22日(土)
主催:新川森林組合 神通川・庄川流域森林活性化センター
共催:NPO法人とやまの木で家をつくる会 尾谷ホーム㈱ 尾谷林業
後援:新川森林振興センター 魚津市 とやま森づくりサポートセンター
場所:魚津市内各所
 当日は晴天で魚津市内の森で木の伐採現場を見学後しました。そのあと近隣の尾谷林業さんの製材工場で、山から切り出された杉原木が、どのように住宅の構造材に生まれ変わるかを体験しました。尾谷林業・社長さんから製材工程等の説明を受け、その後、実際の住宅建築現場で県産杉がどのような部材や仕上がりになのか見学しました。建設中の住宅内部では、参加者の方々は杉の香りが心地良いと一連の見学ツアーに満足された様子で、係の方にいろいろ質問をしていらっしゃいました。

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